こんにちは。オンライン家庭教
さて、今日のテーマは、
『本当に頭がいいとはどういうことか』
についてです。
- ”頭がいい”とはどういうことかわかる
- ”頭がいい”人がどうやって問題を解くのかわかる
- ”頭がいい”人にならなくてもテストの点数は上がるということがわかる
『抽象的』とは?
本当に頭がいいと言うのは、
”物事を抽象的に考えることができる”
ということを、以前以下の記事で紹介しました。
頭の良さを表す指標で、IQというものがありますが、これは、どれだけ抽象的に物事を考えられるかを評価した結果です。
ところで、抽象的とはなんでしょうか?
辞書によると
”いくつかの事物に共通なものを抜き出して、それを一般化して考えるさま。”
デジタル大辞泉より
となります。
そして、物事を抽象的にしていくことを『抽象化』と言います。
『リンゴ』を『抽象化』してみる
たとえばリンゴを例に『抽象化』について考えてみましょう。
リンゴとバナナ、みかん、パイナップルなどは、
”果物である”ということを”共通なもの”として『果物』と抽象化できます。
さらに果物は、魚や肉、野菜などと合わせて『食べ物』と抽象化ができます。
ちなみに、抽象化の逆が『具体化』で、リンゴの例だと、
リンゴを”フジ”とか”シナノゴールド”などの品種に分類していくのが具体化になります。
この抽象化は当たり前で大したことないように思えますが、
人間だけができる非常に高度な考え方で、
多くの問題を解決し
人類の進歩に貢献してきたものです。
『抽象化』の何がすごいの?
たとえばA、B、C、D、Eという問題があって、
Aという問題は解決できたとします。
で、このうちA、B、Eの3つは『D』と抽象化できるとします。
Dに抽象化された3つの問題は、
- Aと全く同じ方法で解決できる
- ちょっと手を加えるだけで解決できる
のどちらかの可能性が高いです。
これにより、問題の全てを一つ一つ個別に解決するのではなく、
一つの突破口から、多くの問題をまとめて解決していく事ができます。
こうして人類は、一気に多くの問題を解決することができ、他の動物と比較して飛躍的な進歩を遂げることができたわけです。
”抽象的に物事を考える”ことの凄さと、これが”頭がいい”につながることが理解いただけたでしょうか?
学校のテストでは抽象的に考える必要はあるの?
では、『抽象的に考える能力』はテストで点を取るために必要でしょうか?
答えは、あれば便利ですが、必須のものではありません。
その理由は、
テストには『模範解答』があるからです。
『抽象的に考える能力』は、
「サッカー日本代表監督は誰が最適か?」
のような、答えのない問題を考えるときに力を発揮するもので
テスト用に『模範解答』がある場合は、それを覚えている『記憶力』の方が効果があるからです。
だからテストの点数を上げるために頭が良くなる必要はないし、
逆に、テストの点数が低いからと言って頭が悪いわけではないのです。
いかがでしょうか?
抽象的に考えることのパワーを感じることができたでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。