こんにちは。
オンライン家庭教師の伊藤文嗣です。
読解力をつけるにはどんな方法があるのだろう…
今日は、この悩みに効く勉強法についてお話します

そこで、本記事の内容は
- 新聞を読んで読解力を鍛えよう
- 読むなら『社説』が一番!
- 社説がいい3つの理由
この記事に書いてある方法は、
- マンガすら読まなかった中3生が、
- 3ヶ月で読解力を上げて文章題が得意になった。
- それだけでなく、読書好きになってオススメの本まで紹介してくるようになった。
という感じで、実際に多くのお子さんで効果が見られたものなのです。
新聞を読んで読解力を鍛えよう
IT技術の進化で、LINEなどのSNSでは、スタンプや動画、写真など、言葉以外の方法で表現する割合が多くなっています。
このため、言葉、つまり、文章を読み解く力、表現する力が育ちにくくなっているようです。
そんなわけで、読解力を鍛えるには『読む』ことが一番で、以下の記事でも書いています。
読む材料として最適なのが『新聞』です。
といっても、全部読む必要はありません。
興味のある記事をひとつ読めばいいのです。
そして、読むだけでなく、その内容を『要約』する。
この要約をつくることが読解力を鍛えるのです。
読むなら『社説』が一番
でも、
「どれを読めばいいのかわからない」
「うまく要約をつくることができない」
そんな人におすすめなのが『社説』を読むことです。
新聞の『社説』って?
そもそも『社説』とはなんでしょうか?
Wikipediaによると
社説(しゃせつ)は新聞などに掲載される論説記事の一つで、時事のさまざまな問題に対し社としての意見や主張が書かれる。
というものです。
新聞というと、ニュースというイメージがあります。
しかし、ニュースならテレビやネットの方が速いので、現代では、ニュースは、本来新聞に求められているるものでもないのです。
一方、社説は、
”新聞社が、時事の問題に対して、自社の主張をする”もの
であり、つまり、新聞社の存在意義とも言えるパートだったりするわけです。
新聞の社説がいい3つの理由
社説が読解力を鍛える材料によい理由は以下の3つです。
- 文章の質がよく、”型”が決まっている
- 原則毎日掲載され、1回完結である
- ついでに時事問題に詳しくなれる
以下に個別に説明します。
①文章の質がよく、”型”が決まっている
まず、先ほど書いたように、この社説というのは
新聞の存在意義
と言えるものであり、各社とも(本来なら)一番力を入れるところです。
つまり、エース級の記者がかいているのです。
さらに、よく読むと、社説はそんなに難しい文章ではないのです。
それはそうです。
新聞社が世の中に訴えたいことなので、もし社説の内容・文章が難解だったら、誰もその新聞社の主張を理解できません。
つまり、社説の意味が無くなるわけです。
さらにもうひとつ。社説は、その性格上、
『○○という問題に対して、我が社は××と考える』
という形式に、簡単にまとめる事ができます。
要約を作りやすいのです。
つまり、『要約を作ることで読解力を鍛える』ためには最適な材料なのです。
②毎日掲載され1回完結である
勉強で、一番のカギになるのは、『習慣』にすることです。
つまり、毎日やることが大切です。
社説は毎日掲載されていて、しかも1回完結です。
だから、前日読めなかったとしても、そのせいで今日の内容がわからなくなることはありません。
「昨日読まなかったから、今日の内容がわからない」
なんて、いいわけをすることなく、毎日続けることができます。
③時事問題に強くなれる
社説は、その時に一番話題になっている問題について書かれています。
よって定期的に読み続けていけば、時事問題に関しての情報が自然と頭に入っていきます。
「でも、中学生には難しい話題がおおいんじゃないの?」
と思われるかもしれませんね。
そんな時こそチャンスです。
わからない言葉をGoogleすればいいのです。
そして、検索することが勉強する機会になるのです。
また、とにかく、
『○○について××といっている』
と要約をつくることはできるので、読解力をきたえることができるのです。
ということで…
さて、この社説読みと、内容まとめを、これまでマンガすら読まなかった子に、3日に1度くらいから初めてみたところ、
3ヶ月ほどで
- 国語の問題、特に「○○について、××字で書きなさい」みたいな問題ができるようになった
- 数学の文章題ができるようになり、文章題が得意問題となった
- 本を読むようになって、「先生、この本面白いよ」と勧めてくるようになった
といった効果がありました。
とりあえず3日だけでも試してみてはいかがですか?
そうそう、その子に数学の文章題で特に注意させたことはこちらの記事にまとめました。
今日はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。