今からでも遅くない!夏休みの勉強でやってはいけない3つのこと

こんにちは。
オンライン家庭教師の伊藤文嗣です。

夏休みが始まって2週間ほどが経ちましたね。
なんとなく過ごしてしまった受験生も多いのではないかと思います。

ただでさえ、コロナ騒ぎで短くなった今年の夏休み。

「計画的な学習で効率よくやらなければいけない」

そんな焦りもあるかと思います。

短いところなら、残り1週間。長いところでもあと2週間となった夏休み。

夏休みの勉強について

  • 夏休みの残りの期間で何に注意すればいいのだろう?
  • 残りの期間で具体的に何をすればいいのだろう?
  • もう何をやっても手遅れなのだろうか?

そんな疑問に答えます。

ボクはこれまでの5年間の指導の中で、夏休みの過ごし方次第で、良くも悪くも大きく変わった中学生・高校生を多く見てきました。

そんな中で、見えてきた傾向をまとめてみました。

お子さんの夏休み。
ただ、「勉強しなさい」というだけでなく、具体的なアドバイスができるようになりますよ。

今からでも遅くない!夏休みの勉強でやってはいけない3つのこと

残り少ない夏休み。

「あれができてない」
「これができてない」
「あーどうしよう…」

どうしても”できてないこと”ばかりに目がいきがちです。

そんな時についついやってしまう『NGなこと』を3つまとめました。

その1:
無謀な計画を立てること

夏休みの勉強でやってはいけないことのその1は『無謀な計画を立てること』です。

焦っている気持ちから、ついつい1日の勉強時間を15時間にしてみたり、睡眠時間を3時間としてみたり、朝4時に起きて勉強を始める、とかの無謀な計画を立ててしまうことがあります。

これは、以下のような悪循環を引き起こしてしまいます。

そもそも無理・無謀な計画なのでやっぱりうまくいかない
 ↓
その結果、「やっぱり自分はダメだ…」と自信をなくす
 ↓
その結果、もっと気持ちが焦ってくる
 ↓
焦りと、遅れを取り戻そうとさらに無謀な計画を立てる

という感じで、何度も何度も無謀な計画を立てて、計画を立てるだけで夏休みが終わってしまいます。

そして、行き着く先は「睡眠時間3時間」みたいに睡眠時間を削ってしまうのです。

睡眠時間は減らさない

睡眠時間は減らしてはいけません
睡眠不足で勉強して、集中できず、効率が悪かった、という経験をしたことがある人も多いかと思います。

実は、近年まで、生き物がなぜ睡眠を取るか、というのは大きな謎でした。
近年の脳科学的研究によりわかってきたことですが、どうやらその日に起きたことを睡眠中に整理して記憶しているらしいのです。
つまり、徹夜で一夜漬けをしても、やったことは整理して記憶されていないのでほとんど効果がないということです。

しっかり睡眠をとって、勉強したことを記憶に根付かせましょう。

最低でも6時間。できれば7時間〜8時間は取りましょう。

エナジードリンクやコーヒーなどカフェインは危険物質

ちなみに、エナジードリンクやコーヒーなどで眠気をごまかすのは更に危険です。
カリフォルニア大学バークレー校のマシュー・ウォーカー教授のように、これらに含まれている「カフェインは麻薬並みの精神刺激性ドラッグ」という研究者もいます。

実際、クモにカフェインを与えると、まともにクモの巣を作ることができないという、NASAの有名な実験もあるのです。

An old NASA study gave spiders drugs to see how it affected their webs

Business Insiderの記事より

カフェインでごまかして、無理な勉強をするのは、かなり危険なことなのです。

その2:
長時間続けて勉強すること

夏休みの勉強でやってはいけないことのその2は『長時間ぶっ続けで勉強をすること』です。

人間の集中力は90分が限度と言われています。大学の講義は90分が1コマとなっていますが、そういう理由があるのです。

ですので、3時間も4時間もぶっ続けで勉強するのはあまり効果的ではありません。

電気自動車のテスラ社や民間宇宙ロケットのスペースX社の経営者であるイーロン・マスクさんは、仕事を5分区切りで切り替えて行っているそうです。

さすがに、5分というのは勉強には合いませんが、興味深い方法があります。
『ポモドーロ・テクニック』と呼ばれる方法で、デザイナーやプログラマーなんかでは結構有名なタイムマネジメントの方法です。

具体的には、

  1. まず、やるべきことを決める(例:過去問、去年の数学をやる)
  2. タイマーを25分セットする
  3. タイマーが鳴るまで”やるべきこと”に集中する(スマホは見てはいけません)
  4. タイマーがなったら仕事をやめて、どこまでやったか記録しておく
  5. 5分休憩する
  6. 2〜5を繰り返す。4回繰り返したら少し長め(15分〜30分)の休憩をとる

ポイントは、『25分間はやるべき事に集中する』と『タイマーが鳴ったらとにかく手を止める』ことです。

25分間はやるべき事に集中する

ラジオ、音楽も消します。FacebookやTwitterも、5分間の休憩までおあずけです。
電話がかかってきても出てはいけません。

それくらい”やるべきこと”のみに集中するのです。

タイマーが鳴ったら、とにかく手を止める

タイマーが鳴ったら5分間の休憩です。

が、しかし、この5分間で我慢していたYouTubeとかを見てしまうと、あっという間に5分が過ぎ去ってしまいます
「気がついたら30分も休憩していた」
なんてことになってしまいます。

これを防ぐのが、途中でいいので、とにかく、手を止めることです。
問題を読んで居る途中であっても、解答を書いている途中であっても、とにかく、そこで手を止めるのです。

中途半端で構いません。というか、中途半端の方がかえっていいのです。

なぜなら、人間の脳は、『中途半端』が大嫌いです。

やっていることが完了せず中途半端のままだと、脳はそれが忘れられません。
途中で止めたことを無視して、30分もYouTubeを見ることは不可能でしょう。

5分の休憩時間でも、途中で止めた解答の事を考えている、なんてことになっても変なことではありません。

それくらい、脳は中途半端が嫌いなのです。
5分後の仕事の再開が待ちきれない程になるのです。

詳しく知りたい方は『ポモドーロ・テクニック』で検索して見てください。

その3:
計画を見直さないこと

夏休みの勉強でやってはいけないことのその3は『計画を見直さないこと』です。

突然ですが、飛行機のオートパイロット・自動操縦って、予定通りの航路を飛んでいるのは何%くらいだと思いますか?

正解は0%です。

それでも、飛行機は目的地に着くことができます。
その理由は、常に状態をモニターして、計画を修正しているからです。

そもそも計画なんてものは予定通りいかないのが当たり前です。
想定していなかったことが起こったり、読みが甘かったり等、計画通りいかない理由は100個くらい簡単に思いつけます。

だいたい、勉強の計画などというものは『正解』がありません。
試行錯誤しながら自分にあった計画の立て方を見つけて行く必要があるのです。

だから、計画は見直しましょう。
飛行機ほど頻繁に見直す必要はありませんが、2,3日おきに計画を見直しましょう。

くれぐれも遅れを取り戻すための無謀な計画にしないようにしてください。
勉強時間の見つけ方は以下の記事を参考にしてみてください。

夏休みやっておくべきこと

さて、以上のことに注意して、残された夏休み何をすればいいのでしょうか?

それは、ズバリ『復習』です。

受験生であれば、1,2年生の内容を、それ以外なら1学期にやった内容を片っ端にやってください。

そして、『習ったはずなのにできてないところ』を見つけてください。

というのも、学校の勉強はピラミッドのように積み上げ式なので、過去にわからなかったところをそのままにしておくと、これから習うところが全くわからなくなる原因にもなります。

詳細は以下の記事を参照してください。

だから、夏休みという、まとまった時間が取れるときに一気に復習して、わからないままにしてしまったところを見つけなければいけないのです。

まとめ

まとめます。夏休みの勉強ではいかの3つをやってはいけません。

  1. 睡眠時間を減らしたり、1日15時間勉強するなど無謀な計画をたてる。
  2. 長時間続けて勉強をする
  3. 計画を見直さない

そして、残された夏休みでは、『復習』を中心に勉強しましょう。

というわけで、残されたお子さんの夏休み、有意義な時間になるようにアドバイスをするもよし、暖かく見守るもよしですが、上記の3点には気をつけてあげてください。


その他、お子さんの勉強・成績に心配があったら

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