こんにちは。
オンライン家庭教師の伊藤文嗣です。
最近、中学生の娘が「学校行きたくない」と言い出しました。
個人的には、
学校なんて心をすり減らしてまで行く必要はない
と思っています。
ただ、子どもが学校に行かない場合、親としては、
- 学校に行かない間の時間をどう過ごすのがいいのかわからない…
- 学校へ通わずにどうやって勉強できるのかわからない…
- 将来のこと、高校進学のことが不安だ…
なんて悩みもあったりします。
そんな親御さんへ
- 本日の記事は
- 家にいるときは勉強は強制しないこと
- 学校へ行かない間、いろんな勉強法があります
- 進路について、今はいっぱい選択肢あります
という内容で解説します。
私自身プチ不登校になった娘の親であり、
オンライン家庭教師として何人かの不登校のお子さんとお付き合いした経験から、汎用性のあるものをまとめてみました。
家にいるときは勉強は強制しないこと
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不登校のお子さんは学校に行かないだけでなく、
ついつい引きこもりがちになり、家にいる時間が結構あります。
とくにお母さんは家で一緒の時間があり、
心配で仕方ないと思います。
そんな時、やってはいけないことは、
無理に勉強をさせようとすること
です。
理由は簡単で、人間は『必要性』を感じない限り『行動』しない動物だからです。
とくに不登校初期の頃は、勉強の『必要性』を感じているのは、『親御さん』です。
お子さん自身ではありません。
この違いに気がつかないと、無理に勉強させてしまいます。
結果、お子さんは感情的になり、勉強の必要性から遠ざかってしまいます。
「でも、まったく勉強しないのは、大丈夫だろうか…とても心配」
と思うことでしょう。
大丈夫です。
親御さんが感じているとおり、なんだかんだ言っても、勉強は必要なものです。
お子さん自身、かならずそれに気づきます。
それより、親御さん自身の言葉に注意してください。
「学校で勉強した事なんて役に立たない」
「中学・高校の6年間も英語を勉強しても話せない」
など、『勉強しても意味がない』というメッセージを送っていませんか?
家にいるときは、無理に勉強を強制しないように気をつけてください。
学校へ行かない間、いろんな勉強法があります
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では、お子さんが「そろそろ勉強してみようかな…」となったらどうしますか?
10、20年前と違って今はたくさんの選択肢があります。
たくさんあることはよいことですが、
選択に悩むところでもあります。
お子さんが勉強の必要性を感じる前に事前に調べておくのがいいでしょう。
通信教育
専門の業者が、指定の教材と添削指導による勉強です。
ベネッセやZ会など、昔からある専門業者が多くあり、『枯れた技術』ですが、それだけに『実績』があります。
最近は、タブレットや動画を利用した教材もあるようです。
ただ、わからないところがあって質問しても、すぐに答えが返ってこないのが難点です。
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インターネット学習塾
インターネットを利用した動画授業による学習塾です。
メールやSNS、メッセージ等で質問できる塾もあり、通信教育よりは、タイムリーな学習ができるようです。
ただ、通信教育と違い、最近出てきた学習方法ですので発展途上なところがあります。
また、自宅のインターネット環境が必須になるのも注意点です。
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家庭教師・オンライン家庭教師
家庭教師、またはZoomなどのインターネットをつかったオンライン家庭教師も選択肢のひとつです。
とくにオンライン家庭教師は、自宅に先生が来るわけではないので、お子さんが「人に会いたくない」なんて時でもよかったりします。
オンライン家庭教師が不登校に向いていることは以前記事にしたので、リンクを貼っときます。
フリースクール
不登校の子どもを支援する民間団体が運営する教育機関です。
相談・カウンセリングなどのサービス、柔軟な指導内容など、それぞれの学校で独自のシステムがあります。
学校へ戻ることを強制しないところも多くあります。
また、学校長の承認という高い壁がありますが、フリースクールへ通った日数を学校出席扱いとすることもできます。
(といっても、まだ、かなりのレアケースのようです)
思った以上に費用がかかるのが難点かもしれません。
自力学習
以上のような外部のサービスを利用しないで、自力で学習する方法です。
最近は『YouTube』にたくさんの優良教材があります。
しかも、原則すべて無料です。
ただ、YouTubeには、他にも目移りのする動画がいっぱいあるので、学習に集中できないことが多いようです。
また、わからない問題があっても質問することができないところの難点です。
最初に申し上げたとおり、『強制』はいけません。
お子さんが『必要性』を感じたら、自分で調べてきます。
子どもから相談されたときの準備だと思って、以上の選択肢を頭に入れておいてください。
今後の進路:今はいっぱい選択肢あります
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でも、今後の進路が心配ですか?
こちらも、学習方法同様、今はこれだけの選択肢があります。
私立高校
中学で不登校となったお子さんの進学先として、全日制の高校ということであれば、『私立高校』が有力な選択肢となります。
というのも、昨今の少子化を受けて、私立高校も生き残りをかけて、それぞれ独特の方針で運営しているところが多くあります。
昔のように、『有力大学への進学』だけでなく、美術や音楽などの芸術や、コンピューターやプログラミングなど、独自の教育方針を示している私立高校が多くあります。
また、私立高校は、入試科目が国語・数学・英語の3教科というところが多く、合否判定も入試の点数のみというところもかなりあります。
つまり、出席日数が入試に与える影響を抑えることができるのです。
通信制高校
郵便、メール、オンライン授業などで勉強する高校です。
また、その性格上、不登校だった生徒を積極的に受け入れています。
入試も、ほとんどの学校が面接や作文だけです。
スポーツに力を入れているところもあり、全国大会に出場している学校もあります。
ただ、『大学進学』へのサービスが手薄だという話もよく聞きます。
大学進学を考えているのであれば、別途対策が必要となるようです。
単位制高校
定時制高校、いわゆる夜間学校・夜学と言われる学校です。
通信制高校同様、不登校だった生徒を積極的に受け入れています。
通信制高校と比べて学校に通学することが多いので、先生やクラスメートと接する機会があります。
高卒認定試験
事情があり、高校に進学しなかった方の学力を測るための試験です。
試験に合格すると、高卒者と同等以上の学力があると認定され、高校を卒業していなくても、大学受験等ができます。
海外留学
狭い日本を飛び出し『海外留学』という手もあります。
何年もの長期にわたる留学だけでなく、短期の語学留学という手もあるのです。
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不登校だからといって…
不登校だからといって、必要以上に心配することはないのです。
お子さんは、親御さんの心配を敏感に感じ取ります。
そして、自分の存在が親御さんの悩みの種だと思うようになります。
これが、お子さんの自尊心・自己肯定感を傷つけてしまったりします。
ケアは必要ですが、心配しすぎないでください。
私自身も不登校(気味)の娘の親であり、オンライン家庭教師です。
現在は、特別な事情でもない限り、新規の生徒さんは受け入れいておりませんが、無料の個別相談はしております。
なにかございましたらお気軽に下記からお申し込みください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。