こんにちは。
オンライン家庭教師の伊藤文嗣です。
今日は『抽象的に考えられるとテストの点数は上がるのか』についてまとめてみました。
この記事は、こんな人におすすめです。

- 抽象化に考えるってどういうことか知りたい人
- 抽象化を利用してテストの点数を上げたい人
- 抽象化が苦手でもテストの点数を上げたい人
『抽象化』は人類だけの高度な能力

抽象化・抽象的に考えるというのは、人類にしかできないことです。
だからこそ、抽象化/抽象的思考ができる人はIQが高く、頭がいいとされているわけです。
では、この抽象的に考えることは、学校の勉強とどう関係があるのでしょうか?
テストで問題を解くことと、抽象的に考えることは関係がるのでしょうか?
抽象的に考える力がついたら、テストの点数は上がるのでしょうか?
抽象化が得意になればテストの点数は上がります

ずばり!抽象的に考える力がついて、抽象化が得意になれば、テストの点数は間違いなく上がります!
実は、学校のテストの問題も含めて、世の中の問題のほとんどは、
- 問題を抽象化して同じ仲間に有効な解法を考える
- その方法を実際の問題に使えるように具体化する
ことで解くことができるのです。
例として、中2の数学である、2つの1次関数
y = ax + bとy = mx + nの交点を求める問題
について考えてみます。
まず問題を抽象化してする
1次関数y = ax + bとy = mx + nという式は、座標平面上の直線を表していますが、
よく見るとxとyはの2つの変数の方程式と抽象化することができます。
抽象化した結果と既知の問題の共通点を見つける
xとyはの2つの変数の方程式と抽象化されると、これは既知の『連立方程式』という共通点を見つけることができます。
だから、とにかくこの2つの直線のを式を『連立方程式』と考えて、その方法で解いていきます。
共通点を利用して出した答えを検証する
そして、得られた解を、実際の問題である『1次関数』として具体化していくと、
この連立方程式の解が2つの直線の交点の座標である
と気がつきます。
こんな感じで、抽象化と具体化を駆使することで問題を解くことができます。
そして、意識している・いないに関わらず、ほとんどの問題がこうやって答えを出していきます。
だから抽象化して考えることが得意になれば、理論上どんな問題でも解くことができ、結果としてテストでもいい点数が取れるわけです。
学校のテストなら、抽象化できなくてもいい点は取れます

では、こういう抽象化/抽象的な思考ができない、あるいは苦手な人はテストでいい点数が取れないのでしょうか?
そんなことはありません。
確かに抽象化して、具体化するのは苦手でも、テストの点数を取るためだけなら、そんなまどろっこしい方法を使わなくてもいいのです。
入り口の問題と、出口の解答だけを『覚える/記憶する』だけでいいのです。
つまり、この1次関数の交点を求める問題なら、直線の式を方程式と抽象化なんてしないで、
「1次関数の交点は、2つの式を連立方程式とみなして解けばいい」
と覚えてしまえばいいのです。
だから、頭がよくなくても、頭がよくならなくても、テストでいい点を取ることができるのです。
「うちの子は頭が悪いから…」と思っているお母さん、
それでもあなたのお子さんはテストでいい点を取ることができるのです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。