こんにちは。
プロ・勉強コーチの
伊藤 文嗣です。
今日のテーマは、
”褒めて育てる”ことの危険性
についてです。
お子さんとのコミュニケーションを
工夫するだけで、
テストの点数はあがるんです。
”褒めること”を利用していませんか?
まず、誤解の無いようにお願いしたいのですが、
”褒めて育てること”を全否定するわけではありません。
『火』と同じで、
役に立ついいものですが、危険性を認識してないと、
やけどしたり、火事になったりしますよ、
ということです。
では、”褒めること”の危険性とは何でしょうか?
それは、褒める側である大人・親の意図が、
”褒めること”を利用して
お子さんを動かす動機にしている場合は、
危険な場合が多い、ということです。
”褒めること”で動かすと、”褒めないと動かない”となる
なぜ危険なのか?
それは、褒めることをを利用するたびに
お子さんの無意識に向けて
「言うことをきいて、いいことをしたら認めてあげよ」
とメッセージを送って
- 褒められないと動かない
- 褒められそうなことだけする
- 褒めてもらえないと落ち込む
とお子さんをプログラムしているようなものです。
では、どうすればいいの?
決して”褒める”という行為に問題があるわけではありません。
お子さんの”行為”を褒めるのではなく、
もっと根源的なもの、
お子さんの存在そのものを、
下心なく褒めてあげればいいのです。
具体的には、
”行為”を褒めるのではなく、
もう一歩踏み込んで、
お子さんの行為の結果、
親であるあなたが、どれだけ助かったのかを、
感謝の言葉とともに伝えればいいのです。
部屋を片付けた行為を褒めるのではなく、
部屋が片付いた結果、
「仕事でクタクタだったけど元気になれた。ありがとう。」
という感謝の言葉とともに、
「よくやってくれたね。えらいぞ!」
と褒めてあげればいいのです。
今日はここまでです。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
では、また次回お会いしましょう。