勉強の方法 Humanstars代表の思い

『脳が働く時間』を利用して勉強する

こんにちは。

プロ・勉強コーチ
伊藤 文嗣です。

学校で行われる勉強は
結局は単なる『暗記』であると
申してきました。

そもそも『勉強』とは何か?

でも、闇雲に暗記すれば
効果が出るわけではありません。

暗記する『時間』も大切なのです。

『脳』についての理解が必要

暗記とは、ざっくりといえば、
脳が何かを記憶することです。

つまり、脳の記憶のメカニズムを
理解しているのといないのとでは、
暗記、つまり勉強の効果に
大きな違いが生まれてしまいます。

脳がフル稼働すると餓死してしまう…

実は、脳はいつも活発に働いているわけではありません。

なぜなら、
脳がフル稼働したときに
使われるエネルギーは膨大で、
その消費するエネルギーのため、
すぐに餓死してしまうと言われています。

なので、
脳は非常に手抜きうまい器官なのです。

記憶に関する脳の手抜きのメカニズム

では、脳は
どのように手抜きをするのでしょうか。

一つは、大切でないことは記憶せず
そのまま”流して”しまう方法です。

目、耳、体を通して、
脳には多くの刺激、
つまり情報が流れ込んでいます。

その多くの情報のうち、
”大切でない”と判断したものは、
記憶せず、流してしまいます。

この判断は、暗記にとって
非常に大切なのですが、
これについては回を改めて書きますね。

もう一つは、

今の状況が安全で
特に何か対応策を考える必要がなければ
脳は手を抜きます。

逆に言うと、
今の状況が危機であれば、
危機を脱するために
脳は手抜きをせずに働きます。

特に空腹、
つまり食料がない餓死の危機というのは、
生き物にとって根源的な危機なので、
そのような状況になったら
脳は最優先でその問題について
働くことになります。

ということは、
お腹が減っているときに勉強をすると
脳が非常に活発に働く時間に
勉強をすることができ、
暗記を含めて、
多くの学習効果が期待できます。

朝起きてからの2時間と午後4時から晩御飯前まで

では、

いつが空腹の”餓死の危機”

になるのでしょうか?

ひとつは、朝起きたときです。

特に朝起きてからの2時間
脳が集中力を発揮しやすい時間帯
と言われています。

この時間は
記憶を定着させるために、
昨日やった『復習』を中心に
勉強すると、より効率的に
暗記をすることができます。

朝ごはんを取る前にこの時間に
ぜひ勉強をしてみてください。

もう一つの脳に有効な時間帯は
午後4時から晩ごはん前の”空腹時”です。

学校から帰ったら、
晩ご飯前に勉強してしまいましょう。

逆にいうと、
晩ご飯を食べて
お腹がいっぱいになった直後は、
生存の危機から最も離れた状態ですので、
脳は安心してしまい、
『手抜きモード』
となっています。

晩ご飯を食べた直後の時間は
勉強よりは休憩とすればいいと思います。

思い切って
1時間くらい休んでしまってください。

こんな脳の性質を利用した
勉強法を紹介した本があります。

池田義博著 『脳にまかせる勉強法』(ダイヤモンド社)

40代になってから
”記憶力日本選手権”に挑戦した
著者の勉強法について書かれています。

脳にはまだまだ解明されていない
能力がいっぱいあるそうです。

こんな本を読んで活用法に関する
情報を集めてみてはどうでしょうか?

朝を制する!

夏休みお終わりに近づき、
朝の2時間に勉強するのは
難しいかもしれません。

それでも、土日や祭日など
学校が休みのときの勉強方法として
ぜひこの時間帯を活用してください。

朝を制するものはすべてを制するのです。

今日はここまでです。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

また次回お会いしましょう。

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