こんにちは。
勉強嫌い・苦手な子どもに
勉強の面白さを伝える家庭教師の
伊藤文嗣です。
前回の記事の『ビー玉3個とおはじき5個あわせて何個か?』の問題のように、
学校の先生は、
「本当はさ…」
と思いながら、子どもたちの理解度に合わせて、本当のところを言わずに勉強を教えている事って結構あるはずです。
今日は、そんな「きっと先生は大変なんだろうな…」というネタのうち、今度は割り算に関するものを紹介します。
0(ゼロ)で割ったら答えは0(ゼロ)
かけ算と割り算についての詳細はこちらの講座でもお話しますが、
割り算を習った小学校低学年は
「0(ゼロ)で割ったら答えは0(ゼロ)」
と習うはずです。
でも、これは違います。
試しに電卓で”3 ÷ 0”とか打ち込んでみてください。
エラーが表示されませんでしたか?
でも、この説明を理解するには
- 割り算を分数で表すことができること
- 反比例と反比例のグラフを理解できること
- ∞(無限大)という概念を理解できること
ができないと難しく、小学校低学年では難しいかも知れません。
この図のように、分母を0に近づけると+∞かー∞のどちからに発散してしまって、値がないため分母が0、つまり『0で割る』ということができないのです。
こんな制約のなかで、子どもたちの成長を観ながら適切な学習指導をしてくれている学校の先生には感謝しかないですね。
今日はここまでで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。